2016年7月4日月曜日

Indmatec、PEEK フィラメント使用の業務用ハイエンド3Dプリンターの改良機を発表

ドイツ・バーデン-ヴュルテンベルク州発:ポリエーテルエーテルケトン ( PEEK )を使用した産業向けフィラメント製造の Indmatec GmbH は業務用ハイエンド3Dプリンター「 Indmatec HPP 155 」の改良製品の試作機を、このほど開催された Additive Manufacturing Europe 2016 で初披露した。販売開始時期は 2017 年 1 月頃で、販売価格は 26,000 - 28,000 EUR を予定している。

同社の主力製品 PEEK フィラメントは融点が 343 °C という超高温で高剛性、耐摩耗性能もチタンや鉄より高く化学的に無害なため、生体適合性もあり、医療分野など幅広い応用が可能。新型3Dプリンターはこの PEEK フィラメント専用に開発された製品 HPP シリーズの後継機種で本体デザインをよりスタイリッシュに変更した。またエクストルーダーは交換式になるという。エクストルーダーノズル ホットエンド部の最高温度は 400 °C にまで達する。

新型機の最大造形サイズは先代と同じ( 155 x 155 x 155 mm )だが、同社によると2017 年夏にも大型モデル( 容量約 300 mm ³ )もリリースしたい考え。